うちの息子が5歳のとき、自転車になかなか乗ることができませんでした。
嫁さんと何回か練習していたのですが、全く乗ることができません。
ところが私が休みの日に、乗り方を教えたら、息子はかなりの運動音痴なのですが、たった2時間で乗れるようになりました。
私は教習所で指導員をしており、自動二輪車の教習もよくしています。もう千人くらいは乗り方を教えたと思います。
バランスのとり方は、基本的に自転車も自動二輪車も同じです。
それでは、自転車に乗れるようになる教え方を、お教えします。
目次
自転車に乗れるようになる教え方
●まず、子どものやる気を損なわないように注意しましょう。
小さい子どもは、すぐに機嫌を損ねてしまいます。嫌になったら自転車の練習をすぐやめてしまうでしょう。
「なぜできないの?」とか「ダメだな・・・」とか否定的な言葉は絶対にNGです。
少しでもできたら、目を丸くして「すごいな!」「さっきより、うまくできたよ!」と大げさに褒めてあげてください。褒められると子どもはやる気を出します。
●ヘルメットは必ず被せてあげましょう。
おすすめヘルメットです。
できれば、プロテクターもつけてあげた方がいいですね。
●練習場所は直線の長くてゆるい坂道が良いです。
●まず、ブレーキを教えます。
足を着いて進みながら、ブレーキで止まることを教えましょう。ここは誰でも問題ないと思います。
●バランスをとる練習です。
ここが最も重要ですね。バランスさえ取れれば、もう乗れたも同然です。
始めは、ペダルをこぎながらバランスをとるというのは、難しいので、坂道を使います。
坂道を下りながら、バランスをとる練習を繰り返しましょう。
最初は、後ろを持ってあげても良いですが、様子を見ながら少しずつ手を離していきます。
こけてしまうと、恐怖心で練習をやめてしまう可能性があるので、こかさないように気をつけてあげてください。
足をつかないで進める距離を少しずつ伸ばしていくのですが、ここで大事なポイントがいくつかあります。
2.体はまっすぐに保つ。体を動かさない。
3.ハンドルを使ってバランスをとる。
自転車に乗れる人は、まっすぐ走っているときでも、ハンドルを小刻みに動かしてバランスを取っています。
一方、自転車に乗れない人は、ハンドルを動かさず、体でバランスを取ろうとします。
なので、体を動かさず、ハンドルを動かしてバランスを取るんだよってことを、こどもに教えてあげて下さい。
1回言ってできるわけありませんので、坂道を下る練習をしながら、
「下向かないで前見て!」
「体はまっすぐのまま!」
「ハンドル動かしてバランスとる!」
と、何度も何度も声をかけてあげましょう。
練習を開始したときは、足を着かずに進める距離は1mいくかいかないか、位でしたが、2m、3m、5m、10m、15mとどんどん伸びていき、2時間ほどの練習で50mくらい行きました。
その後、平地で「じゃあ、こいでみ。」と言ってみると、普通にバランス取りながら1人で走っていました。
「かっこいいなー!」と褒めてあげると、すごく嬉しそうでした♪
こぎ出しは難しいので、最初は軽く押してあげると良いでしょう。
まとめ
ポイントは、バランスの取り方です。
「下を向かないで前を見ること。」
「体を動かさないでまっすぐに保つこと。」
「ハンドルを動かしてバランスを取ること。」
を教えてあげましょう。
きっと乗れるようになりますよ!